三菱UFJ、買収でROE12%達成へ!アジアデジタル金融に注力、運用会社も視野
2025-08-05

日本経済新聞
三菱UFJ、大胆な買収戦略で収益力向上を目指す
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が、さらなる収益力向上のため、積極的な買収戦略を展開すると発表しました。亀澤宏規社長は日本経済新聞のインタビューで、資産運用・管理会社やアジア地域における出資・買収を検討していることを明かしました。ROE12%への挑戦:具体的な戦略とは?
三菱UFJは、現状の自己資本利益率(ROE)9.3%から、数年内に12%に引き上げる目標を掲げています。ROEとは、自己資本を使ってどれだけの利益を生み出せているかを示す指標であり、資本効率の高さを示すものです。この目標達成のため、既存事業の拡大に加え、買収を通じて営業純益を1兆2000億円積み増し、現状から8割増やす計画です。 具体的には、以下の戦略が考えられます。- 資産運用・管理会社の買収:運用ノウハウや顧客基盤を獲得し、手数料収入を増やす。
- アジア地域での出資・買収:成長著しいアジア市場でのプレゼンスを高め、新たな収益源を確保する。特に、デジタル金融分野への投資を強化する方針。