福島県いわき信組、不正融資問題で新体制発足に金融相が期待と注文「信頼回復を最優先に」
2025-06-13

沖縄タイムス
福島県いわき信用組合(いわき信組)の新体制に金融相が期待と注文
福島県いわき市に本店を置くいわき信用組合(いわき信組)は、過去の不正融資問題を受けて経営体制を刷新しました。これを受け、加藤勝信金融担当大臣は13日の閣議後会見で、新体制に対し「一刻も早く信頼を回復するために、強い覚悟を持って職務に当たってほしい」と注文を付けました。
不正融資問題の概要
いわき信組を巡っては、旧経営陣の主導のもと、預金者の同意なしに無断で口座を開設し、不正な融資を行っていたことが明らかになりました。この問題は、地域経済に大きな影響を与え、組合の信用を大きく損なう事態となりました。
財務省からの業務改善命令
財務省東北財務局は、この不正融資問題について、刑事および民事の両面から責任追及を求める業務改善命令をいわき信組に発出しました。この命令は、再発防止策の徹底と、顧客からの信頼回復に向けた具体的な取り組みを求めるものです。
新体制への期待と課題
新体制では、経営体制の見直し、内部統制の強化、コンプライアンス体制の徹底などが求められています。金融担当大臣は、これらの取り組みを迅速に進め、顧客や地域社会からの信頼を回復することを強く期待しています。
今後の展望
いわき信組は、不正融資問題からの再建に向け、厳しい道のりを歩むことになります。しかし、新体制が一丸となって信頼回復に取り組むことで、地域経済の活性化にも貢献できる可能性があります。今後の動向から目が離せません。
ポイント:
- 不正融資問題の深刻さと、その影響
- 財務省からの業務改善命令の内容
- 新体制が取り組むべき課題と期待