上方落語の巨匠・桂米朝、実は陸軍病院で初落語! 19歳兵士の「立ち切れ線香」が才能開花

2025-08-04
上方落語の巨匠・桂米朝、実は陸軍病院で初落語! 19歳兵士の「立ち切れ線香」が才能開花
読売新聞

上方落語の巨匠・桂米朝、実は陸軍病院で初落語! 19歳兵士の「立ち切れ線香」が才能開花

戦時下、兵士として過ごした桂米朝の意外な原点

1945年、終戦を間近に控えた時代。兵庫県内の陸軍施設で療養していたのは、当時19歳の二等兵、桂米朝でした。しかし、病室での静養中、彼は全く予想外の行動に出ます。それは、患者仲間たちに向けて上方落語を披露する、という大胆な試みでした。

「立ち切れ線香」がもたらした衝撃

米朝が選んだ噺は、「立ち切れ線香」。若い男女の悲恋を描いた、上方落語の中でも屈指の名ネタです。その巧みな話術と表現力で、米朝は聴衆を魅了しました。患者たちは、病室という閉ざされた空間の中で、米朝の噺に感情移入し、笑い、そして涙しました。

噺家としての原点

この時、米朝はまだ誰も知らぬ若者でした。しかし、聴衆との心の交流を通して、彼は噺家としての才能を開花させます。「あの時、聴衆と心を通わせた瞬間が、噺家としての原点になった」と語る米朝。その原点は、まさかの陸軍病院での落語披露だったのです。

米朝生誕100年記念特別展

今年の桂米朝生誕100年を記念し、特別展が開催されます。この展覧会では、当時の米朝の日記や関連資料が展示され、彼の波乱万丈な人生と、上方落語への情熱を垣間見ることができます。戦時下という特殊な環境で育まれた、米朝の才能の源泉に触れてみましょう。

米朝の落語が今も愛される理由

桂米朝は、その卓越した才能と独創的な芸風で、上方落語を中興し、多くの人々を魅了しました。彼の落語は、現代においても色褪せることなく、多くの人々に愛され続けています。米朝の才能が、どのように育まれたのか。特別展でその秘密を紐解いてみてください。

主催: 〇〇(主催者名)

会期: 〇〇年〇〇月〇〇日~〇〇月〇〇日

場所: 〇〇(会場名)

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